アフリカ大陸の東、ソマリア共和国で採取されたサンスベリアエレンベルギーの増殖品です。バナナのような太いフォルムから’バナナ’の愛称が名付けられ。緑色の濃く青み掛かったものがブルーと呼ばれています。この「ブルー」という表現についてですが、サンスベリアやアガベでよく使われていますが、表面に薄くワックスが乗ったように白っぽく見えるものを指しているようです。確かにグリーンの下地に、このワックスのような白っぽい表面になると青白く見えます。ただ世間一般で言われるような「青」では無いので、園芸が好きな方にしか通じないかもしれません。
このサイズでもムッチリとした太いシルエットですが、大きくなると本当のバナナのような太さとなります。以前、オークションで本物の青いバナナと並べている方が居ましたが、本当に瓜二つでした。大株の葉はまさに熟す前の(緑色の)バナナそのものです。
他のサンスベリアと同じように、成長のスピードは遅めですが大株に育てるとシルエットもかなり変わってきますので、大きく育てるという楽しみがある品種です。長い時間を掛けて完璧な姿に作られた株はとても見ごたえがあります。