How to Grow Agave アガベの育て方


はじめに

アガベは所謂「園芸好き」な人たちの間では昔から人気がありましたが、最近では駅ビルに入っているような一般的な観葉植物のお店や、おしゃれなインテリアショップでも見かけるようになりました。過去のサボテンブーム、多肉ブームを経て、着実に愛好家が増えていると感じます。アガベは、江戸時代に他の渡来品と一緒に日本に入ってきたのが最初だと言われています。お酒好きの方なら、ご存じの方も多いと思いますが、テキーラの原料はアガベテキラーナ(Agave tequilana / 和名:テキラリュウゼツラン)という種で、現地では昔から食用として栽培されていました。メキシコを中心に北アメリカの南部、乾燥地帯に属する荒涼とした地に自生しており、その為、乾燥に強く、強い日差しを好むものが多いです。ただし、斑入りの品種や葉が柔らかい種は葉焼けを起こす事もありますので、ご注意ください。


数メートルに及ぶ巨大なアガベの花芽
写真提供:Married To Plants


開花後は大量の子株を吹くそうです
写真提供:Married To Plants

育成環境

以下、私が採用している方法です。
ベアルートについては後述の「ベアルートの管理」をご参照ください。

・陽射し…「10%遮光~直射日光」 斑入りの品種と葉が柔らかく薄い種は、夏場だけ、遮光20%~30%で様子を見てください。
・水やり…「週1回程度」 乾燥に強い植物ですので、用土がしっかりと乾いてから、たっぷりと水を与えてください。
・鉢…「硬質ポリポット」 もちろん、他のものでも問題ありません。詳しくは用土の項に記載します。
・用土…「軽石:5、赤玉土:5」 私は水分を吸収しないポリポットを使用するので、かなり水はけの良い配合にしています。使用する鉢が水を吸うものであれば、用土は乾き易くなるので、赤玉土の配合を増やしてください。
・肥料…「無し、または固形肥料を1個」株が小さなうちは無肥料でも綺麗に育ちます。根がしっかりと展開してからでも遅くはありません。私は緩効性の固形肥料を置き肥にしています。固形肥料の粒が小さいと、用土に埋もれてしまうので、大粒のものを使っています。置き肥は根元から少し離して置いてください。
・冬季…「水遣りは無し~極少量」 冬場、氷点下までは下がる場合は断水します。図鑑等ではマイナスまで耐えれるとの記載が多くありますが、あくまで自生地の気候ですので、日本での園芸栽培にそのまま適用出来るわけでは無いので、ご注意ください。また、園芸として綺麗に育てたい場合は、囲いなどで防寒した方が葉の痛みが少なくて済みます。簡易的なものだと段ボールでも作れます。小さな苗で断水が心配な場合は、室内での管理をおすすめします。特に子株を手に入れた場合は、しっかりと根が張るまでは少し気を使った方が良いと思います。


ベアルートの管理

アガベの苗をベアルート(抜き苗)で手に入れた場合は、少し管理方法が違ってきます。


・陽射し…「10%遮光~直射日光」 斑入りの品種と葉が柔らかく薄い種は、夏場だけ、遮光20%~30%で様子を見てください。
・水やり…「週1回程度」 乾燥に強い植物ですので、用土がしっかりと乾いてから、たっぷりと水を与えてください。
・鉢…「硬質ポリポット」 もちろん、他のものでも問題ありません。詳しくは用土の項に記載します。
・用土…「軽石:5、赤玉土:5」 私は水分を吸収しないポリポットを使用するので、かなり水はけの良い配合にしています。使用する鉢が水を吸うものであれば、用土は乾き易くなるので、赤玉土の配合を増やしてください。
・肥料…「無し、または固形肥料を1個」株が小さなうちは無肥料でも綺麗に育ちます。根がしっかりと展開してからでも遅くはありません。私は緩効性の固形肥料を置き肥にしています。固形肥料の粒が小さいと、用土に埋もれてしまうので、大粒のものを使っています。置き肥は根元から少し離して置いてください。
・冬季…「水遣りは無し~極少量」 冬場、氷点下までは下がる場合は断水します。図鑑等ではマイナスまで耐えれるとの記載が多くありま



環境が許すなら地植えしたい…
写真提供:The Horticult


数十年に一度の開花
写真提供:The Horticult

FAQ

Q:ベアルート苗はどのように管理すれば良いか?
A:通常の用土に植えて、水やりの頻度を1~2回増やしてください。冬場は出来るだけ暖かい室内に置いて、水やりを行ってください。
Q:大きな棘を付けるにはどうしたらよいか?
A:アガベ チタノタ ブルーボール等、大きな棘が魅力の品種が数多く存在しますが、株の小さなうちは、葉と棘のシルエットが安定しません。しっかりと根を張り、綺麗に葉を展開できるようになるについれ、棘も整った形になっていきます。

おわりに

アガベは成熟するまでに何十年も掛かり、開花で全ての力を使い果たし枯れてしまいます。その姿には生命の力強さを覚えます。本稿の作成にあたっては開花写真について、「Married To Plants」のLen Geiger氏と「The Horticult」のChantal氏に写真をご提供頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。彼らのブログを読むと植物について、心から楽しみ、愛情を持っていることが伝わってきます。アガベだけでは無く、様々な植物が紹介されています。ぜひ彼らのブログを読んでみてください。センチュリー・プラントと呼ばれるように開花まで長い時間がかかる植物です。(流石に百年はかかりませんが…)
自分で育てたアガベの開花を見れるのは、長い園芸人生で何度もないかもしれませんが是非挑戦してみてください。