How to Grow Hohenbergia ホヘンベルギアの育て方


はじめに

ホヘンベルギアについては基本的にビルベルギア等と同じ管理で良いと考えていますが、育成方法についての情報が少なく、私自身もまだ決まりきっていないところもあります。参考として私の育成方法を紹介させて頂きますが、随時更新していきたいと思います。

ホヘンベルギアの自生地

南米の平地や森林、山岳地帯にも自生しています。樹木や岩に着生する種と地生する種がいるようです。ホヘンベルギアについては図鑑等でも、なかなか見ることができませんが、佐藤 淳氏の「HOHENBERGIA -Serrate Tanks-」には貴重な自生地の写真が掲載されていました。ホヘンベルギアに興味がある方は是非、読んでみてください。


人気のカティンガエについても興味深い記述がありました。

育成環境

以下、私が採用している方法です。ビルベルギアの管理とほとんど同じです。
・陽射し…「20%遮光~直射日光」 強い光で育てた方が魅力的な色合いとなりますが、夏場は20%ほど遮光した環境の方が無難です。
・水やり…「週1回程度」 水を遣る際は筒の中と根元にたっぷりと注いでください。根元からも水を吸収しますが、筒に水を貯めておけば2~3週間水を遣らなくても問題ありません。
・鉢…「硬質ポリポット」 他のものでも問題ありません。
・用土…「ヤシチップ単用」 8㎜程度の粒の小さい物を使用しています。他には赤玉土、軽石等混ぜた用土で育てる方も多いように思います。
・肥料…「無し、または固形肥料を1個」 肥料無しでも綺麗に育ちます。、後から量を調整できる置き肥が便利です。用土に隠れない大粒の方が量を確認しやすいのでオススメです。鉢の隅など根元から少し離して置いてください。
・冬季…「筒から水を抜いて、水は極少量」 気温10度を下回ったら成長が滞ってきますので、筒から水を抜いて根元に極少量の水を与えます。スペースに余裕があれば室内で管理した方が痛みが少なくて済みます。夜中に水をやると凍結の可能性があるので、昼間気温が上がったタイミングの方が良いです。室内ならそれほど気を遣う必要はありませんが、寒い地方では暖房をつけたタイミングなど、気温が上がったときの方が無難です。

FAQ

ご参考までに落札者の皆さまから頂いたご質問内容と回答を記載しておきます。
Q:ベアルート苗はどのように管理すればよいですか?
A:特別なことは必要ありません。通常の用土に植えてたっぷりと水をあげてください。
Q:どうすれば濃くて綺麗な色合いになりますか?
A:種によりますが、強い光で育てると葉色が濃くなるものが多いです。直射日光でも育ちますが、少しずつ強い光が当たる環境に移してください。夏場は少し遮光することをお勧めします。葉先が先細るくらいカリカリに焼いて自生地のような姿を目指すか、園芸として綺麗に育てるかは少し好みが分かれそうです。

おわりに

まだまだ流通量の少ないホヘンベルギアですが、育成自体はそれほど難しくない印象です。綺麗に育てるにはコツが要るかもしれませんが、状態を維持するだけであれば、タンクブロメリアを育てたことがある方なら、まず問題無いかと思います。まだ育てたことが無い方も是非チャレンジしてみてください。